良薬は口に苦し 良書は心に甘し

読書ブログです。小説あり、エッセイあり、児童書や絵本、詩・写真・漫画など、ジャンルレスに紹介しています。

せかいでいちばん すてきな ないしょ クリフ・ライト

しろくん、くろくん、ちゃいろくん…。
もう、このネーミングだけで胸キュンものです。

仲良し三人組のくまたちのお話なのですが、この三匹が
かわいいんですよね。

そしてキャラはまったく違うのに、しろくんを見ていると、
しろくまカフェのしろくまさんを思い出してしまいます。

物語は台風がきて、ちゃいろくんの家が壊れてしまうところ
から始まります。

ちゃいろくんは怪我をしてしまい、くろくんの家で療養して
いるのですが、どうもちゃいろくんには内緒で、くろくんと
しろくんが何かをしているらしいのです。

何が内緒で、何が素敵かは最後まで読めばわかりますよ。

こういう素敵な内緒であれば、いくらでもありだと思って
しまいますね。
自分も、相手も喜ぶことであればいいのかな。

ただ…ちゃいろくんが勘違いして怒ってしまう前になんとか
できなかったのかなとは思ってしまいますね。

小ぐまだけど怒るとすごいことになるんですよね。

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関連本紹介

     

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すてきな三にんぐみ トミー・アンゲラー

黒帽子に黒マントを被った泥棒三人組。
彼らにかかると、どんな財宝も片っ端から盗られてしまう。
向かうところ敵なしってやつだ。

泥棒たちが盗んだお金や財宝はどんどん貯まっていく。
使い切れないくらい、どんどん、どんどん貯まってしまうのだ。

ある日、黒ずくめの男たちは、溢れかえったお宝を目の前にして、
困り果ててしまう。

しかし、その使い道を決めた途端に黒帽子に黒マントを被った
泥棒三人組が、赤帽子に赤マントを被った素敵な三人組に変身
してしまうのだ。

しかも、その赤ずくめのメンバーは日が経つにつれて、どんどん、
どんどん増えていくのだ…。

あぁ、こういう物語好きですね。
今の日本にはこの手のお話ないんでしょうね。

子供の頃に読んだ大好きなお話って、こういう理想とか道徳とか、
そんなものをすっ飛ばして面白い物語がたくさんあったような
気がします。

正しいとか正しくないとか、常識とか非常識とか、そういうものは、
人を感動させたり、面白がらせるのには関係ないんじゃないかって
思います。

正しいことだけをいうって、意外に面白くなかったりするんですよね。
『すてきな三にんぐみ』のような絵本がもっとたくさん出てくると
良いなぁ。

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関連本紹介

       

じつは、わたくしこういうものです クラフト・エヴィング商會

実は、わたくしこういうものですと言われて、驚くことってある
けれど、それは大抵の場合、その人がそんな仕事をしているなんて
意外って思うからですよね。

でも、ここではちがいます。
ここでは職業自体に驚かされるのです。

聞いたことも、見たこともない、ふしぎな職業ばかりなのです。
月光密売人、秒針音楽師、チョッキ食堂、ひらめきランプ交換人、
シチュー当番などなど…。

名前を聞いても、何を商売にしてるのかわからない人たちばかり
が登場しちゃいます。

しかも、ご本人の写真とお仕事道具の写真まで公開された
インタビュー本なのです。

あっ、言い忘れてた。これは『架空』のインタビュー集なんです
けどね。

ここまでくると、ただのおふざけではないですよね。
完全に、大人の遊びを全力投球しちゃってるとしか思えない。

カードだったり、譜面だったり、ノートだったり、仕事で使う小道具
を、このためだけに作成しているんですよね。
すごい手のこみようと思うのと同時に、短いお芝居を観ているような
気持ちにさせられるのです。

19人のお仕事は19の物語に思えてしまう。
ちょっと、楽しい空想の世界に浸ってしまいますね。

そうそう、こんな職業も、お店もないというのを重々承知の上で
言わせてもらうと…。
「チョッキ食堂」と「シチュー当番」のある図書館には行ってみたい
ですね。

吉田さんも言ってますが、この図書館は作れるものなら作ってほしい
です。
あれば、毎年通っちゃいますよ。

結局、職業の説明は何もしていないですが、それは、この本を読む
お楽しみなので、あえて秘密にしておきますね。

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関連本紹介

       

あなたは「このために」生まれてきた! 心屋仁之助

うわぁ~、この本すごくよかった!
心屋仁之助さんの本は、すでに何冊も読んでいるのですが、
この本が一番心に響いたような気がします。

たぶん、今の僕に必要なことが、たくさん書かれていたから、
そう思うのでしょうね。

この本のテーマは、自分がこのために生まれてきたという何かを
見つけるためには、どうすればいいかということが書かれています。

最終的には、己れの使命、天命、天職といった、大きな大きな
テーマへと行き着きます。

それこそ単純に仕事の合う合わないということだけの話では
なくなるのです。

あなたは何のために生まれてきたのですか?
あなたは何の役割があってこの世にいるのですか?

という、考えるだけでも、頭がグチャグチャしそうなお話をできる
だけわかりやすい言葉にして、心屋さんが教えてくれます。

でも、僕が心に響いたのは、そこではないんですよね。
もっと小さいところで響いたんです。

「どうせ」という言葉をなぜ使ってしまうのかということだったり、
なんでも行動する前にあきらめないことだったり、テンションが
上がることだけをやるだったり…。

一見すると、ごく当たり前のことを言っているように見えますが、
そうではないんですよね。

そこは、はじめからじっくり読んでもらうと、わかると思います。
ちゃんと意味あるつながりの中で、これらの言葉がでているのです。

いくつか、簡単なワークもあるので、早速やってみようと思います。
テンションが上がることだけをやるための第一歩かな。

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関連本紹介

       

阪急電車 有川浩

物語の舞台は、宝塚駅から西宮北口駅までの八つの駅を走る
阪急今津線である。
その往路と復路に乗り合わせた人たちの物語がひと駅ごとに、
電車が走るのに合わせて進んでいく。

小気味よいテンポで訪れる出会い・別れ・事件・奇跡…。
そのひとつずつの出来事が複雑に絡まり、繋がっていく。

他人が他人でなくなる瞬間というのは、まさに奇跡の連続なの
かもしれない。
嫌なことも、良いことも、平等に起きている。
けれど、そこに他人が入ることで、まったく別のものになる
可能性が生まれる。

人って、どんなに強がっても、一人では生きることができない。
励ましたり、叱ったり…。
いや、そんなことをしなくても、寄り添って、ちょっと声をかける。
そんな些細なことでも、お互いの何かが変わるものなのかもしれない。

奇跡は、見えないだけで、すぐ隣にあるのではないだろうか。
たとえばこの物語にあるように、同じ車両に乗った人や隣に
座った人、ホームで声をかけた人が実は自分の人生にとって
重大ななにかを引き起こすキーマンになる可能性だってあるのだ。

この物語を読んでいると、胸の奥があったかくなります。
日常乗る電車の中では、こんな奇跡的なことは起こらないですが、
かといってあり得ないことではないんですよね。

誰しも秘めた想いやドラマとなるような物語を抱えて生きている
わけで、そんなたくさんの人たちを乗せている電車で素敵な出会い
や、人生の転機となるような出来事が起きてもおかしくないって
思うんです。

たくさんの人たちの想いを乗せて、電車は日々走り続けている。
毎日、満員電車に揺られながら通勤していると、つい忘れてしまう
が視線を交わすことがなくても、会話をすることがなくても、同じ
電車に居合わせるということは…そのこと自体が出会いなんですよね。

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関連本紹介

       

やさしすぎる君へ てんつく

ある人にとっては絵本であり、ある人にとってはエッセイであり、
また別の人にとっては名言集である。
以前から気になっていた、てんつくさんの本をようやく読むこと
ができました。

本を開くと、やさしいパステル画の男の子や女の子が目に
飛びこんできます。
そのやわらかい絵を見ているだけで、明るく元気な気持ちに
なるのです。

そして、絵の横にはてんつくさんの言葉があります。冒頭で、
「強さよりも、やさしさを選ぶ」と言われているように、
たくさんのやさしい言葉が並んでいます。

でも、そこにあるのは、ただのやさしさではありません。
強さもあります、厳しさもあります。

だからこそ、このやさしさは信頼できるたしかなものでは
ないかと思えるのです。

自分や相手を許すこと、認めること、受け入れること…。
日々を楽しく笑顔で過ごすためには、どうすればよいかという
ことが書かれています。

それも難しい言葉ではなく、てんつくさんの経験に基づいた
軽やかな言葉でメッセージがあるのです

やさしすぎると思っているあなた。
やさしすぎて生きづらいと思っているあなた。
きっと、どこかにあなたに必要な言葉があるはずです。

この本を開いて、今あなたに必要な言葉を探すための旅にでて
みませんか?
今とは少しちがう場所に行くための旅にでてみませんか?

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関連本紹介

       

妖精のケーキはミステリー 柏葉幸子

おばけ美術館シリーズ第二弾。
前回のお話で、主役のまひるちゃんが、突然美術館の館長を
することになったのですが、今回はちょっと様子が違います。

まひるちゃんは、まだ小学5年生。
大人の都合で館長にさせられてしまったけれど、毎日館長の
アルバイトをができるのは、夏休みの間だけ。

でも、その夏休みが終わってしまったので、まひるちゃんは
学校に行かなくてはいけません。

そうなると…。
美術館は館長不在になってしまう訳で、代わりに大人である
町田さんが代理を務めることになります。

しかし、町田さんでは、ここの館長代理は務まらないん
ですよね。
なぜなら、ここ木かげ美術館は、おばけ美術館だから…。

今回は、まひるちゃんの同級生であるゆずちゃんが事件に
巻き込まれてしまいます。
両親が離婚してしまって、お母さんとふたりきりになって
しまった、ゆずちゃん。

お父さんの代わりに、一生懸命家業のケーキ屋のお手伝いを
していたのに、ある日を境に魂が抜けたようになり、入院して
しまうのです。

とき同じくして、町ではあちこちで泥棒がでたと騒ぎになる
のですが…。

あっ、いろいろ書きたいと思ったら、こんなにもあらすじを
書いてしまいました。
でも、ネタバレはしていないので、安心して読んでください。

あぁ、やっぱり柏葉さんのお話って、面白いですね。
面白くて、心がゆるやかになります。

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関連本紹介

       

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