良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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ひとかげ よしもとばなな

ひとかげ
ひとかげ
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よしもと ばなな
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薄暗い闇にひっそりと佇むとかげ。

主人公、とかげのイメージはそんな感じだ。


スポーツクラブのインストラクターをしているにも関わらず、
まったくその場の雰囲気にそぐわないのである。

そこで出会った二人がつき合うようになるのだが…。



エアロビのインストラクターをやめて、治療院を始めるとかげ。

児童専門クリニックでアシスタントをする私。

もう、この職業を設定している時点で、何かあると思ってしまう。


これはすべての人に当てはまることではないが、大抵、癒やしとか
カウンセリングといったものに携わっている人というのは、
自身の心にも癒やしや救いを求めている場合が多い。

ご多分にもれず、とかげと私も心に深い闇を抱えている。


だから、二人の関係においても闇が存在するのだ。

薄い膜のように、邪魔するとも、覆い隠すともいえるような膜が存在する
ため、二人の間には奇妙な空白が常にまとわりついているのである。


人を癒やすというのは、ある人にとっては償いであり、懺悔であるのかも
しれない。

ただ…。

その作業は、闇を思い出さないためのツールにはなるかもしれないが、
決して自分を癒やすツールにはならない。

他人を癒やすではなく、自分を癒やすためにはどうすれば良いか。

そのことを、この本を読んでいると深く考えさせられる。






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