良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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キッチン 吉本ばなな

キッチン (新潮文庫)
キッチン (新潮文庫)
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吉本 ばなな
新潮社
売り上げランキング: 37922


何度読んでも飽きない。

飽きないどころか、そのときどきで新たな発見があるから面白い。


久しぶりに読んでいて思ったことがあるので、
つらつらと列挙してみようと思う。

流れに身をまかせることやタイミングを逃さないのは、
その人の運の強さにも比例するが、いかに運命というものを
受け入れられるかによって決定されるのではないかということ。

ここぞというときには、体を張って頑張る必要がある。
頑張るというか、ある意味人生を賭けるような瞬間というのが
誰しもあるということ。

生きることの意味すら見いだせない、極限の状態では、
恋することすら難しい。
よくある極限状態の恋というものは、本当は恋ではなく、
人間としての本能なのではないかということ。


キッチンって、よしもとばななの出発点であり、
すべてなのかもしれない。

作品は変化しつつも、物事の本質の捉え方や最も大切にしている
核の部分が一貫しているように思える。

だからこそ、主人公のみかげが赤の他人である、
雄一とえり子さんとの奇妙な同棲生活をしていることすら、
違和感を覚えず、溶けこんだもののように感じられるのだろう。


不思議なことに、この物語を読んでいると、血縁や性別といったものを
意識しないから面白い。

血縁や性別を超えた愛が、そこには存在するのだ。

どんな状況であっても、救いの手を差し伸べてくれる者はいるし、
愛で満たされることは可能であることを教えてもらったような気がする。


すでに書評は数えきれないほどあるので、ここでは敢えてストーリーの
説明は省略させていただきました。






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