良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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食堂かたつむり 小川糸

食堂かたつむり
食堂かたつむり
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小川 糸
ポプラ社
売り上げランキング: 50467

あまりにも話題から乗り遅れて読んでしまったが、
友人に勧められて読んで良かったなと思った一冊です。

なにが良かったかというと、一番はやはり物語に
登場するたくさんの料理に他なりません。


一日に、たった一組のお客様だけをもてなす食堂かたつむり。

そこで、主人公の倫子はその日のお客様のことを想いながら
食材を選び、メニューを考え、心をこめて料理をひとつずつ
作っていく。

その料理に感動し、心動かされたお客様が、また別のお客様を
呼んでいくことで、物語は進んでいくが…。


物語の中心が料理であり、食堂であるのだから、料理が感動の
ピンポイントであるのは当たり前と言われてしまえば、それまで
なのですが、そういったこともはじめからわかった上で、
作者は料理をテーマに取り上げているように思えてしまう。

食の大切さ、手料理のあたたかみ、命の尊さ。

そして、誰かのために愛をこめて作る料理がどれだけ人に
愛とエネルギーを与えるものなのかを伝えたかったのでは
ないかと思うのです。


昨今、お母さんの手料理を食べたことがないという子どもがいたり、
毎日コンビニの弁当ばかり、外食ばかり食べているという人も
珍しくない現代において、毎日の食事に時間をかけたり、愛情を一心に
注ぐことは非常に難しいことかもしれません。

そんな忙しい毎日の中ででも、この物語を読んで心を動かされることが
あれば、大切な誰かのことだけを考えながら料理をする時間を作って欲しい。

たとえ、それが、年に一回の誕生日でも、クリスマスでも、記念日でも
いいと思うんです。

誰かのための時間を少しずつ増やしていくと、何かが変わるような
気がするんです。

物語のように、特別なことが起こるかどうかは別にして…。

何かが始まるきっかけになったり、関係性が変わったり、お互いの愛に
気づいたりするスパイスにはなるかもしれません。

是非、ご一読を。






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