良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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こんなに長い幸福の不在 銀色夏生

こんなに長い幸福の不在 (角川文庫)
銀色 夏生
角川書店
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作者自身がゆううつで暗い気分の時を選んで書いた
というだけあって、本当にどの言葉も幸福からほど遠い。

かといって、読むとゆううつ極まりない状態になるか
というと、そうでもない。
そこは、言葉の加減なんだろうな。

ふんだんに登場するネガティブな言葉たち。
憂鬱、滅入る、退屈、孤独、不安、苦しい…。

こうやって、単語ひとつひとつを見るだけでも、
気分が滅入ってしまう。
言葉の持つ力が、より強固に幸福から遠ざける。

もしかしたら、それは必要不可欠な通過点なの
かもしれない。

そうすることで、何が自分にとって必要で、
幸福なことなのかを知るために敢えていばらの道を
選んで進んでいるのかもしれない。

だとしたら、幸福の不在は、歓迎すべき不在と
呼べるのだろうな。

それでも、どこかでその行為が愛しいと思ってしまうのだから、
人間って不思議だ。







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