良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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スウィート・ヒアアフター よしもとばなな

スウィート・ヒアアフター
よしもと ばなな
幻冬舎
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キッチンを読んだばかりだからだろうか。

よしもとばななの初期の作品にすごく似ている。

似ているというと語弊があるが、当時のエッセンスというか、エネルギーというか、
そういったものが此処彼処に点在しているような感じがするのだ。

それは、ありのままをありのままの姿で表現しているからかもしれない。

愛とか友情とか生死といったものを絶対的な何かとして表していないから
かもしれない。


主人公の小夜子は、冒頭でいきなり事故に遭い死にかける。

彼岸で生死の境をさまよった後、現実の世界に戻り生き返る。

そこから、第二の人生が始まるのだが、体も心も魂も、今までの自分とは
まったく違う別人としての人生が待っていた。


もし、自分が同じ立場だとしたら、耐えられないだろうな。

自分の状態も、大切な人の存在も、周囲の反応に対しても、
すべてのものに、どう対処していいかわからなくて困惑すると思う。

だからこそ、第二の人生的な生まれ変わりがうまく作用するのかもしれない。

人間の枠を超えた線上での表現というのは、もはや良いとか悪いとかの
相対的な判断は必要なくなるから良いのかもしれない。


そして、いつも思うことだが、よしもとばななの言葉って美しい。

日本語が美しいというよりも、純粋な想い、混じり気のない想いが、
洗いたてのシャツのように真っ白で、まっさらで、それが胸に爽やかな風を
吹かせるのがまた心地よいのだ。






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