良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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空の中 有川浩

空の中 (角川文庫)
空の中 (角川文庫)
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有川 浩
角川グループパブリッシング
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二つの航空機事故。
海辺で拾った謎の生物。
事故調査に乗り出した企業。

無秩序に無関係にあるかに見えていたものが、
物語が進むにつれてひとつずつ組み合わさっていく。
まるで、パズルのピースが埋められるかのように、
組み合わさることによってひとつの答えが導かれていく。

事故調査で戦闘機に乗った、光稀と高己は未知との遭遇をする。
のちに白鯨と名付けられた、謎の生物とコンタクトをとることで
事態は一変していきます。
人類と白鯨との交流が始まることで事態の概要が露わになるのです。

同時期に海辺で高校生の瞬と佳江がクラゲのような物体フェイクと出会います。
こちらはこちらで、白鯨との遭遇のような物々しさがなくて、
子どもが興味津々なUFOとか宇宙人に出会いたいという感覚が
そのまんま出ていて楽しい気分にさせられます。

ただ、単純に未知の生物との交流だけのお話ではな終わらないのが
この作品です。
白鯨との交渉はある時点から難航を極め、フェイクと瞬の関係は
眉をしかめるような状況になっていきます。

フェイクと白鯨のコミュニケーションをとる様子がじれったければ、
じれったいほど、続きが気になってしょうがないんです。
どこに着地するのかわからず、早く結末を知りたいと
急いた気持ちにさせられるんです。

こうなると、もう有川浩の術中に填まったも同然ですね。
ずぶずぶと空の中の世界に埋もれていきます。

二つの未確認生物と二つの恋の行方。
どちらも気になるし、結果はなんとなくわかる。

それでも、やっぱり物語の中でその答えが欲しいんですよね。
そして、有川さんは、読者が欲しているであろう答えを、
そのまま出してくれているような気がします。

だから好きだなぁ。
こういう答えを出してくれる作家さんって好きだし、
なかなかいないなって思うんです。






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Comment

kozue says... ""
もぉフェイク良すぎです!!何回読んでも泣いちゃいます(*^^*)www
2012.06.05 04:34 | URL | #QHv4AaW. [edit]
masa says... "今更ながら"
ここのコメント気づいてなかったです。(>_<)

わかります。
フェイク大好き。
宮じい抜かしたら、この本で一番好きなのフェイクですもん。
しかも、ダントツ!!(笑)
2012.08.28 20:50 | URL | #VGHpASgM [edit]

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