良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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がいこつさん 五味太郎

がいこつさん (日本の創作絵本)
五味 太郎
文化出版局
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シュール過ぎる・・・。
絵も世界もとにかくシュールなのだ。

五味さんの作品は絵本にないようなシュールさが売りなのだが、
がいこつさんは、開いた瞬間から鮮烈で強烈で、いきなり
カウンターパンチを食らわされるんですよね。

子どもは、この世界をすんなり受け入れるか、
断固として拒否するかの二択ではないだろうか。

もし、自分が子どものときにこの絵本に出会っていたら、
怖い!気持ち悪い!といって手に取らなかったかもしれない。
そういう意味では、大人になった今出会えることに
意味があるんでしょうね。

寝ていたがいこつが、突然ムクッと起き上がり、町を歩き始めます。
忘れたことがなにかを思い出すために歩き続けるがいこつさん。

洗濯しているおばさんの横を通り、電話しているおじさんの前を横切り、
ポストや病院の前を通りながら、ひたすら探し続けます。

忘れたものは何か?
洗濯か、電話か、手紙か、病院か、それとも、まったく別のものなのか・・・。
そうしてある場所で忘れていたものを思い出します。

終わり方も、かわいいのか、シュールなのかがわからず、
単純にめでたし、めでたしとならないところが、また素敵なのです。
そういう余韻をもたせる、読者に想像させる物語性が好きだったりします。

そうそう、がいこつと話している感じのナレーションもすごいですよ。
やさしい口調とは裏腹にバッサリ斬りつけるんですよね。
そんな言葉使いひとつとっても、五味さんのこだわりがわかるんですよね。
こんな物語、他の絵本作家さんでは描けないなって思います。






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