良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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ひとり日和 青山七恵

ひとり日和 (河出文庫)
青山 七恵
河出書房新社
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主人公の知寿(ちず)は、反抗期なのか、自暴自棄になのか、
何に対しても棘を含んだ物言いをする。
本当に20歳なの?いや、20歳ってまだ反発する年頃だよな。
そんなことすら忘れている自分が恐ろしくなってしまう。

母親が仕事で中国に行くことになるが、知寿は母親と一緒に
中国に行くことを拒み、日本に残ることを決める。
母親も一人娘を置いていくのは心配なのか、親戚の家に
住むことを条件に娘の要求に従う。
そして、知寿は71歳の吟子の家に居候することになる。

奇妙な始まりは、奇妙な関係のまま、不自然な均衡を保とうとする。
20歳の女の子と吟子さんが、上手くやっていけるとは到底
思えないが、予想以上に知寿は歪んでいて、その歪みは
手に負えない…にも関わらず、二人の奇妙な共同生活はすぐに
終わりを迎えることはない。

そこに、知寿の恋人や吟子の恋人も介入し、あわや大団円かと
思いきや…。
一筋縄でいかないのが芥川賞なんだろうなぁ。
結局は吟子の手のひらの中で動いていただけなのではないだろうか。
真相はわからないが、吟子はすべてを知った上で知寿を受け入れ、
共に生活をしていた…そう捉えることもできるような気がする。

でも、正直理解できなかった。
同調することもできず、感動することもなく、結末に喜びを見いだす
こともできない。
そういったことも必要ないのが芥川賞なのだろうか。
また、受賞作を読むのを敬遠してしまいそうだ。






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