良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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路地恋花4  麻生みこと

路地恋花(4) <完> (アフタヌーンKC)
麻生 みこと
講談社 (2012-09-07)

路地に恋をして、ものづくりする職人たち。
京都の長屋、京都弁がたおやかに、しとやかに
物語に響くのだ。

花屋も、靴屋も、製本屋も、みんな恋をする。
路地に集まり、商売をし、お客や職人同士の
交流が生まれる。

嬉しいことも楽しいこともあるが、それと同じ分量だけ、
悲しいことも寂しいことも起こる。

最終巻では、それぞれの職人たちの結末が描かれている。
実るはずのない恋、大きな壁に果敢に立ち向かう愛、
忘れられない想い…どれも路地に咲く花のように
可憐なんだ。
でも、しっかり根を下ろして折れない強さも秘めている。

特に花屋の一松さん(いっしょう)の一途な想いと、
製本屋の小春ちゃんのかわいくも、もどかしい
恋の行方が良かった~。

みんながそれぞれの決断をしていく。
それは、成長や成功と呼ばれるものかもしれない。

成長することは嬉しいこと、成功することもめでたいこと。
わかってはいるのだ。
でも、それはあくまで終わりのない予定調和の世界だから
こそ受け入れられるものである。
その調和から抜け出し、終わりを告げられると…。
まるでシンデレラの鐘の音が鳴るように、途端に身も心も
崩れ落ちてしまう。
切なくてやるせない気持ちになってしまうんだ。






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