良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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図書館の神様 瀬尾まいこ

図書館の神様 (ちくま文庫)
瀬尾 まいこ
筑摩書房
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高校の図書館って一度も利用したことがなかったかも
しれない。
それどころか、学校のどこにあったかすら覚えていない。

清が顧問をしている文芸部は部員がたった一人。
毎日、三年の垣内君と図書館で顔を合わせる。
どう考えても閑散としていて華やかさのない図書館。
毎日本を読むだけの部活動。

そして、垣内君は熱心に文学に打ち込んでいるのに、
肝心の教師である清がまったく文学に興味がないどころか、
本も読まない。
国語教師なのに驚きだ。

でも、考えてみたら、そんなものなのかもしれない。
職業のひとつであるだけで、必ずしも文学が好きだから、
本が好きだから国語教師を選択するとは限らない訳だ。
そこには、大人の事情も潜んでいたりする。

清の曲がった感じと、垣内君の真っすぐな感じというのは、
相容れないと思っていた。
でも、それは互いの選択肢が違うだけで、実はあまり本質的な
差というものはないのかもしれない。
道は違えども、結果として出会い、同じ気づきを得る。
もしかしたら、清と垣内君は文学と二人の関係性から同じことを
学び、気づいたのかもしれない。

だとすると、文学ってすごいなぁ。まったく性質も興味も
異なる者たちが、同じ方向に辿り着くのだから…。
作中に出てくる川端康成も、夏目漱石も、垣内君と同じように
感じるかもう一度触れてみたいと思った。






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Comment

kozue says... "こんばんは-☆"
瀬尾さんだ-(≧∇≦*)♪この本も気になっていたんです♪♪
私も社会人になってから読者にはまったので、学校の図書館というものに憧れます。
2012.11.25 20:08 | URL | #- [edit]
masa says... "kozueさんへ"
瀨尾さんですよ。
この本もいい味だしてますよ〜。
とにかく垣内くんがいい子なんですよね。
そして、清がどうしようもない先生なんですよ。(笑)

学校の図書館いいですよね〜。
中学のときは立ち寄ったことあるのですが
高校のときはたぶん一度も寄ってないですね。
2012.11.26 21:14 | URL | #VGHpASgM [edit]

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