良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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和菓子のアン 坂木司

和菓子のアン (光文社文庫)
坂木 司
光文社 (2012-10-11)
売り上げランキング: 1,994

何もない、何もできないと思っていた少女が和菓子と
出会ったことで変わる。

卒業後の進路を決めないまま高校を卒業してしまった
杏子(アンちゃん)。
あてもなく職を探していたところ、ふらっと立ち寄った
デパ地下で和菓子の「みつ屋」の求人広告を見つけて、
これまた何気なく応募して働くことになってしまう。

はじめは、この物語どこへ行くの?
何か特別なことが起こるの?
と思っていたのだが、そういう感じの展開はないです。

アンちゃんが和菓子の奥深さを知り、お客様とのふれあいの
楽しさを知り、少しずつ良い方向へと変わっていく、そんな
感じの物語です。

人って面白いですよね。
さっきまで底辺にいたのに、何かのきっかけで一気に浮上
したりする。
眠っている才能は自分ではなかなか気づかないもの。
それを目覚めさせてくれる人が周りにいるからこそ、才能って
開花するし、人って成長するんですよね。

主役のアンちゃんの素直さや笑顔がいいんですよね。
ほっこりしてしまうというか、ほんと、立花や椿店長じゃない
けど、ぷにぷにほっぺたを触りたくなってしまいます。(笑)

人を笑顔にさせたり、しあわせにすることって難しいことだと
思うんです。
ましてや、アンちゃんのように、そこにいるだけ、存在するだけで
癒されたり、元気をもらえるような人は一家に一台くらい欲しく
なってしまいますね。

オッサンで、ときどき大声を張り上げる椿店長。イケメンでクール
に見えるけど、実は乙女な立花。
普通の大学生かと思いきや、実は…という同い年の桜井さん。
個性的なスタッフが、毎日入れ替わり立ち替わり現れるのだから、
面白くないわけがない。

デパ地下の裏側が見えたり、珍妙な事件が起きたりもするから、
目が離せなくて、どんどん読み進めてしまうんです。
気がついたら…読み終わってたみたいな感じなんですよね。
そして、これは言わずもがななのですが、和菓子が無性に食べ
たくなります。

しかも、その辺のスーパーとかで売っているものではなく、職人
さんが手間暇かけて作ったほっぺたが落ちるようなおいしい和菓子
が食べたくなるのです。
アンちゃんが働いている『みつ屋』さんに行ってみたいなぁ。

そうそう、はじめて坂木司さんの本を手にしましたが、至る所で
謎解きの話が出てきて驚きました。
ほんわかだけでできていると思っていましたが、適度にスパイスを
利かせた物語を書く方なんですね。

『和菓子のアン』の続編も書いて欲しいですが、他の作品も読んで
みたいと思いました。
ちょっと癖になりそうな作家さんですね。






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Comment

藍色 says... ""
こんにちは。同じ本の感想記事を
トラックバックさせていただきました。
この記事にトラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。
2013.03.08 17:19 | URL | #- [edit]
masa says... "藍色さんへ"
藍色さん

トラックバックありがとうございます。
こちらからもトラックバックさせていただきますね。(^^)
2013.03.08 19:45 | URL | #VGHpASgM [edit]

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