良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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ビブリア古書堂の事件手帖 三上延

ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
三上 延
アスキーメディアワークス (2011-03-25)
売り上げランキング: 191

恋に落ちる瞬間、人は盲目になる。

学生時代、五浦大輔が偶然立ち寄った古書店。
そこで見かけた美しい女性。
図らずも、祖母が亡くなったことが、きっかけとなり
再会を果たす。
祖母の蔵書である夏目漱石の本を鑑定してもらうために、
再び『ビブリア古書堂』を訪れるのである。

店主の篠川栞子は入院しており、お店にはいない。
妹の計らいで入院先の病院で本の鑑定をしてもらうことになるが、
本だけでなく、祖母の知られざる過去を知ることとなる…。

これが、いわゆる安楽椅子探偵ものというものなんですね。
はじめて読みました。
その場にいないで問題を推理し解決してしまうビブリア古書堂の
オーナーの栞子。
病室にいて、ただ話を聞いて本を見ているだけなのに、その場に
いたかのようにすべてが見えてしまう。

本だけが持つ記録、記憶、痕跡を紐解く様は、まるで本が語り
出したかのようにすら見えてしまいますね。
推理も面白いのですが、古書の蘊蓄について語る場面も多くて、
読んでいるだけで楽しかったですね。

と褒めておきながら、気になったところもあります。
もう、キャラ設定だから仕方がないのですが…。
栞子さんが美人でスタイルが良いということ。
なおかつ、普段は人見知りが激しくまともに話すことができない
のに、本の話になった途端、人が変わったように饒舌に話をして
しまうところ。

そして、本が読めない体質にも関わらず古書店でバイトをする
大輔。
一気にまくし立てるように列挙しましたが、物語が面白いだけ
に登場人物のキャラがあり得ない設定なのが気になって仕方が
なかったですね。
ラノベだから、こういう萌えが必要なんですかね。

それ以外は申し分ないんですけどね。
鎌倉にひっそりと佇むお店という設定もいいし、はじめから秘密
めいた匂いがあって、触れてはいけない傷のようなものが見え隠
れする感じも好きですね。

そして…もちろん古書を題材にしているところが、最大の魅力なの
だと思います。
人から人へ受け継がれる古書には、持ち主の想いが宿ります。
古書を所有することは、物を大切にするというだけではなく、
その想いを大切にするということにもなるのかもしれませんね。






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Comment

どんぐりぼうや says... ""
こんにちは!
偶然にも、先日コレを図書館から借りてきたばかりだったので、
びっくりしました!

まだ読んでないので・・・masaさんの感想は後ほど読ませてもらうことにします^^
2013.03.19 09:07 | URL | #uvrEXygI [edit]
masa says... "どんぐりぼうやさんへ"
おはようございます。

ちょうどアップしたところで借りてきてたんですね。
それはタイミングがいいなぁ。

はい、ネタバレは書いていないですが、読まれた後に
また感想見てください。

どんぐりぼうやさんの感想も楽しみにしています♪
2013.03.19 10:04 | URL | #VGHpASgM [edit]
藍色 says... ""
再読しましたが面白かったです。
ただ、ちょっと気になったのは連載されていた作品でもないのに
話のたびに人などの説明が入っていたのが冗長に感じました。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
2014.07.02 23:00 | URL | #- [edit]
masa says... "藍色さんへ"
コメントの返信遅くなってしまい申し訳ないです。

再読しても面白い作品でしょうね。
たしかに冗長さはありますが、この辺りはライトノベルだから
ということで仕方ない部分ですかね。

トラックバックもありがとうございます。
2014.08.26 20:36 | URL | #VGHpASgM [edit]

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鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋。 そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。 残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。 接客業を営む者として心配になる女性だった。だが、古書の知識は並大低ではない。 人に対してと真逆に、本には人一倍の情熱を燃やす彼女のもとには、 いわくつきの古書が持ち込まれることも、 彼女は古書にまつわる謎と秘密を、まるで見て...
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