良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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ブレーメンバス 柏葉幸子

ブレーメンバス 柏葉幸子短編集
柏葉 幸子
講談社
売り上げランキング: 368,576

これは子供たちが読むのだろうか。
それとも、昔子供だった人たちが読むのだろうか。

おばけも、人形も、オオカミ男も出てくる。
ファンタジーな要素もあって、かわいい物語もあるのだが、
それ以上に背筋がゾワゾワするような怖い物語が多い。
しかも、それはおばけなんかよりも人間の方が怖いのだ。

人の欲望は、さまざまな形へと変わる。
愛する人を手に入れようとした「十三支」。
欲望のままに人形を作り続ける「ピグマリオン」。
現状から逃げたいとバスを待つ「ブレーメンバス」。

「十三支」と「ピグマリオン」は、特に怖かったですね。
望み通りにしようとする。どんな手を使っても、思うがまま
にしようとする、その様が見ていて恐ろしいのです。
取り憑かれたという表現が一番近いのではないかなぁ。

欲望も行き過ぎると、狂気になる。
その狂気は不可逆性で、一度向こうに行ってしまったら
戻ってくることができなくなるのではないだろうか…。

怖い怖いと言い過ぎてしまいましたが、ほんわか優しい話も
ありましたよ。
「金色ホーキちゃん」の物語は夢があって、かわいくて、でも、
もしかしたら、こういうこと現実にあるかもしれないって
思わせるお話なんです。






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