良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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オトナの片思い 石田衣良 角田光代他

オトナの片思い (ハルキ文庫)
石田衣良 三崎亜記 大島真寿美 橋 紡 井上荒野など
角川春樹事務所
売り上げランキング: 120,389

上質な恋愛小説だ。
節度を保ちながら、ほのかに灯る蝋燭の火のような想いを大切に囲む。
そんな消えそうで消えない大人の恋の色香が漂ってくる。

石田衣良の『フィンガーボウル』は、フレンチレストランでの男女の
恋の駆け引きを。
三崎亜記の『Enak!』は、影がない男、影が無き者との出会いから
別れを。
角田光代の『若葉の恋』は、馴染みの定食屋で出会った若者との淡い
恋心を。

物語には必ずおいしい食べ物が登場する。
そして、そこに恋のエッセンスが加わる。

クスッと笑みがこぼれるようなお話や、悔やんでも悔やみきれない
積年の想い、恋することが臆病になったことへの気づきだったり…。

大人になったからこそ味わう感情であり、体験できる想いというもの
があることに気づくのだ。

それは、恥ずかしいことではない。
閉じこもることでもない。
『オトナの片思い』は、いつでもすることができる。

扉はいつだって開いて待っている。
その扉に気づくか、気づかないかは自分次第なのだ。
もう恋なんてできないと思っていたら、どんどん入口は遠ざかっていく。
反対に恋はいつだってできると思えば…必然的にオトナの恋が舞い込んで
くるのではないだろうか。
もちろん、今の自分に見合ったものしか、転がってはこないんですけどね。

初読みの作家さんだらけだったので新鮮な感覚で読むことができました。
井上荒野さんは思っていたよりも読みやすかったですね。
もっと、入りづらい世界観なのかと思っていました。

そして、個人的には三崎亜記さんの『Enak!』にまんまとやられてしまい
ましたね。
これだけ良質な作品がある中で一際目立ち、なおかつ心に響くものが
あったのです。
あまりにも好きなテイストなので他の作品も読んでみたくなりました。






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