良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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非・バランス 魚住直子

非・バランス (講談社文庫)
魚住 直子
講談社
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バランスが取れなくなる時がある。
どんなに頑張ってもダメで、足掻けば足掻くほど、悪い方向に行って
しまう時がある。

それは、誰が悪いとか、何をすればいいとか明確な答えをもたない
ものだ。
ポッカリと空いた穴のように空白の時間に似ているのかもしれない。

主人公のわたしは、中学二年生である。
学校には毎日通うが友達はいない。
なぜかというと、クールに生きていくこと、友達は作らないことを
決めているからだ。

その徹底ぶりは尋常ではない。
誰にも近寄らないし、近寄らせようともしない。

そんなわたしに、大人のサラという友人ができる。
サラと電話をしたり、会ったり、出かけたりすることで、少しずつ
何かが変わっていくわたし。

それに反して、サラは完璧な大人に見えていたのが、だんだん綻びが
見えてくるようになる。
少女と大人の友情は一体どこに向かっていくのか…。

『非・バランス』は、魚住直子さんのデビュー作であり、講談社児童
文学新人受賞作でもあるんですね。
瑞々しくて、痛くて、美しい物語は非現実のものではなくて、実際に
どこかでわたしとサラのような二人がいるのではないかと思ってしまう。

心の傷やトラウマというものは見ることができない。
だから、人と人は気づかぬ内に傷つけ合ってしまうものなのかもしれない。
そんなことを思ってしまいました。






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