良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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悲しい本 マイケル・ローゼン クェンティン・ブレイク 谷川俊太郎訳

悲しい本 (あかね・新えほんシリーズ)

失った悲しみというのは、何ごとにも変えることはできない。
失ったものが、大切な人であればなおさらだ。


深い悲しみは闇に似ているかもしれない。
真っ黒で何も見えない真っ暗闇は、先も見えなければ、どこに行けばいいかすらもわからない。

もしかしたら、出口はあるかもしれない。
でも、どんなに歩いても、どんなに探しても、どこにも出口は見つからない可能性もある。

主人公の悲しみは、まさしくその喪失体験である。
彼には息子がいて、妻がいた。

しかし、息子のエディーはすでに死んでしまっている。
妻も、彼の側から離れてしまっている。

息子が亡くなった理由も、妻がいない理由も、ここでは明かされない。
ただ、彼が悲しみに打ちひしがれているということ。
そして、二人はもうここにはいないという事実だけがあるだけなのだ。

彼の悲しみは癒えることはない。
だから、誰かに話したくなるときがある。
大声で叫びたくなるときもある。
時には、物に八つ当たりしてしまうときもある。

もうここにはいないというのは、どうすることもできない。
だから、人は悲しむのかもしれない。

泣いて、叫んで、落ち込んで、悔やんで…。
きっと、悲しむだけ、悲しんだ後に、何かが見えるのではないだろうか。

悲しいときは、無理をしないで悲しむのがいい。
それが、人間なんだと思う。





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