良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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繕い裁つ人3 池辺葵

繕い裁つ人(3) (KCデラックス Kiss)

受け継ぐということは、その人の意志を受け継ぐということ。
単に同じ仕事をすればいいということではない。
だからこそ、引き受けることには決意と覚悟が必要になる。


祖母の意志を受け入れることができない市江は、定例の夜会(お客様を呼んでのパーティー)を嫌々ながら開催する。

受け継ぐということは難しいですよね。
自分の意志にそぐわないこともやらなくてはいけないし、夜会のように継続していることは突然止めることもできない。
単に二代目になったのではなく、『南洋裁店』の看板を背負うことの難しさもあるんですよね。

自分と祖母の違い、流行との隔たり、求めているものと求められていることの違い…。
悩みながらも頑固一徹に仕事をする姿は見習いたいなとすら思えてしまいます。

そして、お仕事とは別の気になることといえば…。
市江と藤井さんの関係です。
ほんとうに、二人の関係は不思議ですよね。

今では当たり前のように側にいて、いつだってお互いのことを気にしているのに、恋人という間柄にはならない。
まるで、二人の間には細い糸か何かが絡まっていて邪魔をしているのではないかとすら思ってしまいます。

でも、そこが心地よいのかもしれないですね。
市江の周囲では、友達の牧さんに彼氏がいたり、お客様の立川さんが離婚したり、そういうことが対比にもなっているのかもしれないと思ってしまうんです。
だからこそ、このふたりの関係は今のゆるやかな速度で育んでいくというやり方でも良いのかなと思えてしまうんですよね。





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