良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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天のシーソー 安東みきえ

天のシーソー (ポプラ文庫ピュアフル)

姉妹は幼い頃からすでに女と女の争いをする。
小学5年生の姉のミオと年の離れた妹のヒナコ。


ライバルなのか、嫌悪しているのか、何かある度に二人はケンカをする。
そこに母も混じることもある。
どうしてこんなにも女性というものは、幼い時からすでに大人の女であるのだろうか。

母も姉も妹も、対等で同列な関係に見えてしまう。
ミオとヒナコのやりとりも、お世辞にもかわいいとは言えない。
愛があるのだろうが、どこか不器用で歪んだ愛…。
嫉妬であったり、羨望といった感情が含まれている。

家に帰りたくないと言い、近所のお姉ちゃんに道案内をしてもらう『目かくし道』。
生きた毛ガニを食べないで育てたいとヒナコが言う『毛ガニ』。
気になる転校生の家を突き止めようと後を追いかける『天のシーソー』。

ミオとヒナコの間にも、二人にだけわかる絆がある。
互いの存在を妬ましく思いながらも、愛おしく思っている。

相反する感情が波のように寄せては返す。
激しくぶつかることもあれば、同じ速さで一緒にいるときもある。

物語が進むにつれて、二人が成長していくのも感慨深い。
波の動きが、幼い頃とは違うんですね。
明らかに形を変えている。

それを成長という言葉で片づけたくはないんだ。
それは…二人がどんなに離れていても、繋がっているということを知ったから。
そうだと思いたいんだ。





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