良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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シンデレラ・ティース 坂木司

シンデレラ・ティース (光文社文庫)

なるほど、坂木さんって、こういうスタイルで物語を作られるのですね。


『和菓子のアン』、『青空の卵』に続いて、三冊目ですが、すでにこの予定調和な謎解きのお話に夢中になってしまいました。

坂木さんの物語は日常のミステリーを取り上げています。
そして、そのミステリーでは、人も死なないし、謎が解明されることでみんなが幸せになるところが素敵なんですね。

さて、今回の謎解きの舞台は歯医者さんです。
主人公は、小さい頃のトラウマで、歯医者が大っ嫌いになった大学二年生の叶咲子(かのうさきこ)。

夏休みのバイト探していたところ、母親に運悪く声をかけられ、「品川デンタルクリニック」の受付嬢をすることになります。

この時点で、設定としてあり得ないですよね。
お母さんもひどい人だけれど、そのお母さんの口車にまんまと乗せられてしまう主人公の鈍くささ。

はじめ、その鈍くささが嫌だし、堪えられないと思っていたのですが、スタッフのみんながいい人たちばかりで、バイトをすることで咲子ちゃんがメキメキと成長していくんですよね。

ひとつ問題にぶつかっては解決し、また新たな試練に挑む姿を見ていると、自分も頑張らないとという思いにさせられます。

でも、彼女を成長させるのはスタッフだけではありません。
クリニックを訪れる患者さんも影響を与えます。

彼氏が怒鳴りこんでくる患者、無理な要求をする患者、ナンパをしてくる患者などなど…。
これでもかというくらい、イライラしたり、ムカムカする患者さんが出てきます。

表面に見える部分だけで捉えると、ただの嫌な人なのですが、なぜその行動に至ったのか原因を紐解いてくれるので合点がいくのです。
原因を知ると、なるほどと思えるんですよね。

すべてのことには理由がある。
そんなことを、この本を読みながら感じました。





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