良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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卵の緒 瀬尾まいこ

卵の緒 (新潮文庫)

人は愛された記憶で生きている。
愛された記憶が笑顔をつくり、優しさを生み、強さを育む。
そうやって、人は愛を上手に循環させている。


『卵の緒』では、育生と君子の親子愛が描かれている。
君子さんの性格もあってか、コメディタッチに描かれているが、そこにある大きくて温かい母の愛に気づいてしまうと、育生だけでなく君子さんも、かわいくていとおしく感じてしまう。

タイトルの卵の緒は、その意味を知ってギョッとしてしまった。

『7's blood』では、腹違いの異母姉弟である七子と七生の同居生活を描いている。
七生の母親が傷害事件を起こし刑務所に入ってしまったため、二人は出会ってしまう。

七子の苛立ち、七生への冷たい態度に不快な気持ちを抱くが、次第にギクシャクした関係が修復されていく。

二つの物語を見ていると、愛に条件は必要ないんだなって思ってしまう。
それどころか、資格なんてものも必要ない。
母親だからとか、血縁だからとか、そういうのって関係ないのだ。

嘘のような本当のこと、微かだけど確かなことだけが、純粋な繋がりとなるのだ。

他人からおかしいと思われてもいい。
あり得ないと言われてもほっとけばいい。
自分たちが繋がっていること、
愛していることを知っていれば、それだけでいいんだよ。

そうやって、育生と君子も、七生と七子も、強い絆で結ばれている。
誰かに認められるために生きている訳ではない。
自分たちのために生きているのだから…。





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