良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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みじかい眠りにつく前に2 昼下がりに読みたい10の話 金原瑞人編

金原瑞人YAセレクション みじかい眠りにつく前に 2 昼下がりに読みたい10の話 (ピュアフル文庫 ん 1-12)

YAとは何かという根本を問いているアンソロジーなのかもしれない。


僕が子供の頃は、YA(ヤングアダルト)というカテゴリー自体が存在しなかったのではじめ、その存在を知ったときは戸惑いを隠せなかった。
けれども、今の10代の子たちには、当たり前のようにあるものとなっているようですね。

そうそう、タイトルが『昼下がりに読みたい10の話』となっていますが、巻末の対談で三浦しをんさんが指摘しているようにシリーズ第二弾も、とんでもないお話が多くて眠る前に読むと目がさえて覚醒してしまう本ですね。

この辺りの話はシリーズ第一弾の感想でアップしているので良かったら読んでみてください。

話が脱線してしまったので元に戻すと…。
YAって、僕にとって馴染みの薄いものなので、一体これは何なんだろうと自分なりに考えてみると、危うくて、艶やかで、未知なるもの…。
こんなキーワードがでてきました。

特に今回収録されている作品がまだYAが存在する前に書かれたものがあり、普通に考えれば純文学にカテゴライズされてもおかしくないものだったので単にティーンズに読みやすい物語を指している訳ではないんだなと思ったのです。

紹介されている作品は軽妙で読みやすいものから、厄介で取っ付きにくいものまで幅広くあります。

中でも印象に残ったのが、いつも学校でお腹が痛くなってしまうアリサのげた箱で起きる魔法の話を描いた大島真寿美の『げた箱は魔法のクスリ』。

姉の強行で小学生の姪っ子を預かるはめになった叡里の京都での奇妙な一日を描いた山尾悠子の『月蝕』。

友人に誘われるままに参加したサマーキャンプのボランティアで接することとなった真雪ちゃんとの関わりを描いた加納朋子の『白いタンポポ』。

切り取られた世界は、まさに危うくて、艶やかで、未知なるものだからこそ魅惑的に見えてしまうのです。

いつも読む物語の読後感とはまったく違うのも、編者である金原さんの意図するところなんでしょうね。
これを読んだ後にお昼寝することはオススメしないですが、覚醒しているときに、この本を読むことはオススメします。


金原瑞人YAセレクション みじかい眠りにつく前に 2 昼下がりに読みたい10の話 (ピュアフル文庫 ん 1-12)
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