良薬は口に苦し 良書は心に甘し

読書ブログです。小説あり、エッセイあり、児童書や絵本、詩・写真・漫画など、ジャンルレスに紹介しています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

一分間だけ 原田マハ

一分間だけ (宝島社文庫)
原田 マハ
宝島社
売り上げランキング: 172,046

ファッション雑誌『JOJO』編集部に勤めている藍は、
毎日、早朝から深夜まで働いている。

でも、どんなに遅くなっても終電には乗って帰る。
それは、愛犬のリラに会うため。

ゴールデンレトリバーのリラは、『JOJO』の企画でペット
特集をしていたときに偶然出会った犬…。
いや、出会うべくして出会った犬なのかな。

藍はそれまで、ペットなんて飼ったことはないし、
飼うつもりもなかった。
それなのに、リラに出会ったことで、藍と恋人の浩介の生活
は一変して、リラ中心の生活に変わるのだ。

大型犬と一緒に住むことができて、犬が遊べる場所があって、
散歩することができて…。
そうやってリラに合わせていくのだが、何かの拍子に歯車が
うまくかみ合わなくなってしまう。

追われるような毎日、迫りくる時間。
一時間だけ、五分間だけ、一分間だけ…。

人間は、時間を決めたり、増やしたりしようとして、
いろんなものをコントロールしようとする。
忙しくなればなるほど、その傾向は強くなるのではない
だろうか。

でも、動物たちには、そんな人間の都合は通用しない。
彼らには今しかない。

今散歩をしたい、今おしっこをしたい、今遊びたい。
だから、飼い主に今したいことを要求するんですよね。

しかも、それが叶えられることを信じて疑わないのだから、
欲望や思考が渦巻く人間には真似できないなと思ってしまいます。

藍とリラの関係性の変化や、藍と浩介の心境の変化があったり
して、心休まるひまなどなく、あっという間に最後まで読んで
しまいました。

読んだ後に思ったのは…。
人間って勝手な生き物だなということ。

でも、主人公の藍の気持ちもわかる…。
わかるからこそ、胸がヒリヒリ痛いなと思ってしまいました。





ブログランキングに参加しています。応援してくださると更新の励みになります☆

ブログランキング・にほんブログ村へ FC2ブログランキングバナー
スポンサーサイト

スポンサーサイト

*Related Entry

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://goodsuccess.blog117.fc2.com/tb.php/600-97cd9ee9
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。