良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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スーツケースに時間をつめて ダレン・シムキン ダニエル・シムキン 角田光代訳

スーツケースに時間をつめて

チャーリーという男の子がいた。
チャーリーにはパパもママもいるし、友だちもたくさんいる。
けれどチャーリーは、いつもこれでいいのかと思っていた。


そして、ここでは「完璧な人生は送ることはできない」と思い、ひとりで旅にでることを決意する。

彼の過ごした時間をすべて詰めこんだスーツケースを片手にあてどもない旅にでるのだ。

スーツケースに時間を詰めるという行為と子どもであるチャーリーが歩いて世界中を旅するというのがどうにも違和感を感じてしまったのだが、あくまでファンタジーであり、寓話であると考えれば納得がいくというもの。

絵も実に象徴的なんですよね。
このスーツケースと時間だけが鮮やかな色で描かれていて、それ以外のすべてのものがモノトーンなのです。

象徴的で、観念的で、抽象的で…。
おそらく読み人によって感じることも、考えることもまったく異なるんだと思います。

それでも、敢えて感じたことを言わせてもらうと、旅にでることやここではない場所に行くということが、必ずしも良いとはいえないこと。

ましてや、他の場所に行ったからといって「完璧な人生」が送れるとは限らないということを強く感じましたね。

どこかに行くのもいいけれど、今いるこの場所でできることをする。
今この場所にいる人たちを大切にすることが一番なんですよね。

そうそう、みなさんレビューで書かれていますが、訳者である角田光代さんがまえがきが、物語の文章よりも長いのが気になりましたね。

なんとなくなのですが、角田さんの思いというよりも、出版社サイドが販促のために依頼したのでは…と勘ぐってしまいました。

絵本って、何の予備知識もなく、まっさらな状態で読むから楽しいのになと、ちょっと思ってしまいましたね。




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