良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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Presents 角田光代

Presents (双葉文庫)

プレゼントって、もらうと必ずうれしくなるとは限らない。
驚くときもあれば、泣きそうになるときもあるし、寂しい気持ちにさせられることだってある。


それは、プレゼントがただ物をもらうという行為ではないからなんだ。
相手がいて、想いがあって、関係性があって、はじめて成立する行為なんだ。

だから、プレゼントには、さまざまな感情が付きまとう。
他人からすればどうでもいいことでも、本人にはすごく重要なことだったりする。

たったひとつのプレゼントで感情が振り乱してしまうほどのことが起こりうる。

プレゼントをもらうのは、誕生日やバレンタインだけではない。

引っ越しのときに母からもらった『鍋セット』。
ホワイトデーに元カレがくれた『うに煎餅』。
浮気が発覚した夫と温泉旅行に行く『記憶』。
結婚式に友人たちが作ってくれた『ヴェール』。

不意に贈られたものほど、感情の揺れ幅は大きくなる。
ましてや相手の気持ちが本気であればあるほど、生半可な気持ちで受け取ることなんてできなくなってしまう。

そういう意味ではプレゼントって狂喜にもなれば、凶器にもなりうるものなのだ。

たかがプレゼント。
されどプレゼント。

この物語を読んでいると、僕にとって大切なプレゼントで何だったんだろう。
誰からもらったプレゼントが今も心に残っているのだろうと考えてしまう。

大切なものは、いつだって心の記憶に思い出として残っている。
そんなことを気づかせてくれる物語だった。




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