良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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津軽百年食堂 森沢明夫

津軽百年食堂 (小学館文庫)

受け継ぐものがあるということは、素晴らしいことだ。
親から子へと受け継がれるもの。
それは、もしかしたら、血のつながりよりも濃いものかもしれない。


青森県弘前で津軽蕎麦を作り続ける大森食堂は、3代目の哲夫が店を継いでいる。
妻と二人三脚で店を切り盛りしていたが、ある日哲夫が事故に遭ってしまうのだ。

その頃、4代目になるはずの息子・陽一は、東京でバルーンアートのバイトをしながら生活をしていた。
仕事に夢を抱くわけでもなく、何か目標があるわけでもなく、ただ、日々の生活をするためだけに働いていた。

そんな冴えない毎日の中で、陽一はプロカメラマンを目指す七海と出会うのだ。
同じ弘前出身の陽一と七海の会話は、見ているだけで笑みがこぼれてしまう。

都会の孤島である東京で肩ひじ張って生きていると、素のままの自分をだす機会がなかったりするんですよね。

常に緊張して、無理をして生きている感じ。
だからこそ、郷里が同じ人を見つけると、妙に安心したり、つい本音がでてしまうんですよね。

ふたりの出会いから、恋に発展するまでの流れは、駆け出したばかりの恋の喜びが気持ちいいほどよく伝わってきます。

けれども、この物語はただの恋愛小説ではないんですよね。
痛さも悲しみもあって、そこを乗り越えるからこそ、見えてくるものがある。

そんな成長物語でもあるんです。




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