良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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あれから―俵万智3・11短歌集 俵万智

あれから―俵万智3・11短歌集

あのときの出来事は忘れてはいけない。
だからこそ、いつかこの本を読むときがくると思っていた。


震災から、すでに三年の月日が経っている。
あれから、僕はなにかが変わったのだろうか…。
そんなことを考えながら、俵さんの短歌を読んでいました。

以前、著書の『風が笑えば』を読んで、俵さんと息子さんが被災地を離れて、南の島に住居を移されたことも知っていました。

歌には、そんな震災直後の心境から、仙台を離れてからの状況までを見ることができます。

俵さんご自身も書かれていますが、避難されたことで非難されたりもしたようですね。

311以降、僕自身も考え方が変わりました。
きっと、それは日本人みんながそうなんだと思います。
そして、その考えというのは千差万別で、その人が正しいと思う選択であれば良いのではないかって思うのです。

たとえばこんな短歌があります。

「電気なく水なくガスなき今日を子はお菓子食べ放題と喜ぶ」

俵さんのお子さんはまだ小さいのでしょうね。
いつもなら決められた量しか食べられないお菓子が食べ放題と喜ぶ。
でも、大人は同じように状況を喜ぶことはできませんよね。
もうひとつ紹介します。

「子を連れて西へ西へと逃げてゆく愚かな母と言うならば言え」

この歌、すごく心に沁みました。母の子に対する想いがひしひしと伝わってくるんですね。

子供を守るためにどうすればいいか。
そのためには、世間の非難なんかお構いなしで、どんなことでもしてみせるという想いが伝わってくるのです。

当たり前のことですが、作家である前にひとりの人間であり、子供をもつ母親であるんですよね。
そのことを踏まえて読むと、感じ方が変わるのではないかと思います。

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