良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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阪急電車 有川浩

阪急電車 (幻冬舎文庫)

物語の舞台は、宝塚駅から西宮北口駅までの八つの駅を走る阪急今津線である。
その往路と復路に乗り合わせた人たちの物語がひと駅ごとに、電車が走るのに合わせて進んでいく。


小気味よいテンポで訪れる出会い・別れ・事件・奇跡…。
そのひとつずつの出来事が複雑に絡まり、繋がっていく。

他人が他人でなくなる瞬間というのは、まさに奇跡の連続なのかもしれない。
嫌なことも、良いことも、平等に起きている。
けれど、そこに他人が入ることで、まったく別のものになる可能性が生まれる。

人って、どんなに強がっても、一人では生きることができない。
励ましたり、叱ったり…。
いや、そんなことをしなくても、寄り添って、ちょっと声をかける。
そんな些細なことでも、お互いの何かが変わるものなのかもしれない。

奇跡は、見えないだけで、すぐ隣にあるのではないだろうか。
たとえばこの物語にあるように、同じ車両に乗った人や隣に座った人、ホームで声をかけた人が実は自分の人生にとって重大ななにかを引き起こすキーマンになる可能性だってあるのだ。

この物語を読んでいると、胸の奥があったかくなります。
日常乗る電車の中では、こんな奇跡的なことは起こらないですが、かといってあり得ないことではないんですよね。

誰しも秘めた想いやドラマとなるような物語を抱えて生きているわけで、そんなたくさんの人たちを乗せている電車で素敵な出会いや、人生の転機となるような出来事が起きてもおかしくないって思うんです。

たくさんの人たちの想いを乗せて、電車は日々走り続けている。
毎日、満員電車に揺られながら通勤していると、つい忘れてしまうが視線を交わすことがなくても、会話をすることがなくても、同じ電車に居合わせるということは…そのこと自体が出会いなんですよね。

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