良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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さいはての二人 鷺沢萠

さいはての二人
さいはての二人
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鷺沢 萠
角川書店
売り上げランキング: 542884

鷺沢さんの作品はいつもどこかせつなく、ほろ苦くて読んでる
こちら側までが胸が痛くなる。

それでも、次の作品を読みたいって思うのは、麻薬中毒みたいな
効果があるせいかもしれない。


表題作「さいはての二人」と「約束」、「遮断機」の3作品が
この本には収められているが、その中の「さいはての二人」を
紹介しようと思う。

飲み屋で働く身寄りのない20代の女とどこにでもいそうな
中年男が出会い、そして近づいていくという話。

どうやっても結びつきそうにない二人が出会ってしまったためか、
それともあまりにも純粋な気持ちで惹かれ合っていくせいかひどく
悲しい気持ちにさせられる。

きっと、登場人物である二人は安堵であったり、居場所みたいなものを
得ているにちがいないって思うのになぜか心にズシンと重たいものが
のしかかってくるこの気持ちは一体何なんだろうか。

たぶん、求め得たものが永遠に続いて欲しいという願望とは裏腹に、
現実では不可能だということをわかっているからではないだろうか。


なんとなくだけど、鷺沢さんって「底辺の部分」を描いていたんだな
って思ってしまう作品でした。


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