良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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帰命寺横丁の夏 柏葉幸子

帰命寺横丁の夏

大人って嫌だなぁ。
大人って面倒くさいよなぁ。


僕も大人の一員であるにも関わらず、『帰命寺横丁の夏』を読んでいると、どうにもこうにも大人ってものが嫌になる。

そして、主人公である小学5年生のカズやあかりたちを応援してしまうのだ。
隠しごとをする大人になんか負けるなと声をかけたくなってしまうんですよね。

でも、それと同時に今までの柏葉さんの作品とは違って、取っつきづらくて、読みにくさもあるのです。

序盤のお話が重苦しいこともあってか、ページがなかなか進まず、何度か休憩をはさんだりしたのですが、後半になった途端重苦しさが取れるんですよね。

物語の最初から幽霊がでてきちゃいます。
夜中に起きたカズが真っ白な着物姿の女の子を見てしまうのです。

それどころか、学校でも同じ幽霊に出くわして大騒ぎしてしまうのですが、みんなは驚きもせず、カズの言うことも信じてはもらえません。

そして、同時期にカズが住んでいる家の辺りが、昔は『帰命寺横丁』と呼ばれていたことを知るのです。

そのことを夏休みの自由研究で調べることになってから、さらに奇妙な出来事が起こりはじめます。

水上のばあさん、お寺の和尚、町会長といった大人たちが探りを入れるように彼に近づいてくるのです。

こうやって書いていても登場する大人たちが嫌だなと不快に思ってしまいますね。
まぁ、大人が嫌な役をしているからこそ、子どもたちが生き生きして見えるのかもしれないですけどね。

物語の中で、カズやあかりが手にする『月は左にある』という魔女がでてくるお話があるのですが、この物語も重いながらもいいお話なんですよね。

あぁ、やっぱり柏葉作品は児童書の枠を超えている。
たくさんの大人たちにも読んでほしいですね。

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