良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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ビブリア古書堂の事件手帖4 三上延

ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)

今まで鬱積していたものが、限界を超えて溢れ出してしまったのではないだろうか。
それは、母の想いなのか、それとも栞子の想いなのか…。


3巻までは、まったく姿を現さなかった栞子の母・智恵子。
謎のベールに包まれていたにも関わらず、4巻に入った途端、あまりにもあっけなく登場したことに驚いてしまった。

しかも、正面きってビブリア古書堂に電話をかけてきたり、お店にまで足を運ぶのだから、もう何を考えているのか訳がわからないとしか言いようがない。

この物語は栞子と母・智恵子が対決することで終わりを迎えるとばかり思っていたから、この先の展開はまったく読めなくなってしまった。

今回のお話は、江戸川乱歩にまつわるもの。
依頼者である来城慶子(きしろ)から、家にある金庫を開けて欲しいと言われる。

金庫を開けたあかつきには、膨大な江戸川乱歩のコレクションを譲ってもらえると言われ、即答で依頼を受ける栞子であったが…。

今回は長編ミステリーだったので、いつも以上に謎が深くて、結末を想像することができませんでした。

当然のごとく、母・智恵子も事件に関わってきます。
それどころか、同業者であるヒトリ書房の店主・井上も深く関与してきます。

今まで、ただのひっかかりであったものが、ひとつずつ意味を成す出来事へと変換していくのです。
しかし、それとは逆に智恵子に関わる人物たちの証言が増えれば増えるほど、彼女の人物像は捉えどころがなくなってしまうんですよね。

古書の虜であり、悪の象徴だとばかり思っていたのに、意外にも彼女を肯定するような証言もでてきたり…。
もう、読めば読むほど、智恵子と三上延に翻弄させられますね。

あぁ、またしても読んだ直後からつづきが気になってしょうがない。
栞子はどうしたいのだろうか。
智恵子は一体何をするために、子供たちの前に現れたのだろうか…。

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「ビブリア古書堂の事件手帖4栞子さんと二つの顔」三上延
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