良薬は口に苦し 良書は心に甘し

読書ブログです。小説あり、エッセイあり、児童書や絵本、詩・写真・漫画など、ジャンルレスに紹介しています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

なのはな 萩尾望都

なのはな (フラワーコミックススペシャル)

繰り返し、繰り返し、同じ言葉を言い続ける。
それは、大切なことだからだ。


そして、決して忘れてはいけないことだからこそ、何度も言い続けるのだ。

東北大震災が起き、福島での原発事故が起きた後に、萩尾さんが描かれた作品です。

テーマは一貫していて、原発がいかに危険なものであるか。
そして、本来人間の欲望のもとに、安易に使ってはいけないエネルギーであることを物語にして伝えています。

特に印象的だったのが、ウラン、プルトニウムといった放射線物質を擬人化した『プルート夫人』『雨の夜 ウラノス伯爵』『サロメ20XX』である。

男たちを惑わす、絶世の美女であるプルート夫人。
大金持ちで、欲しいものをなんでも与えるウラノス伯爵。
魅惑的なダンスをする踊り子のサロメ。

一側面だけを見れば、素晴らしいのかもしれない。
しかし、放射線物質を使うことは、素晴らしい力を手に入れる代わりに、恐ろしいリスクを抱えなくてはいけない。

一度、燃やしてしまったプルトニウムの火は消えることはない。
半減期は2万4千年…すべての火が消えるまでには、10万年の長き年月を必要とするのだ。

これは、もはや人間のエゴで使いこなせるエネルギーではないのではないだろうか。

もっと、人間は地球と折り合って生きていく必要があるのではないだろうか…。

ブログランキングに参加しています。応援よろしくお願いします。

ブログランキング・にほんブログ村へ 


スポンサーサイト

スポンサーサイト

*Related Entry

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://goodsuccess.blog117.fc2.com/tb.php/691-a6ed462b
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。