良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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つむじ風食堂の夜 吉田篤弘

つむじ風食堂の夜 (ちくま文庫)

生きるために食べることは必要だが、はたして食べるために生きることは必要だろうか…。

『つむじ風食堂の夜』を読んでいると、ふとそんな考えが頭をよぎる。

にわとりが先かたまごが先かのような命題に答えなどないことはわかっている。
けれども、この物語にはとりとめもないものに足を止めさせる吸引力があるような気がするのだ。

そもそも、この作品以外にも、吉田篤弘の描く世界は、些末なことに注視した非現実的な作品が多いような気がする。

そこが吉田氏の持ち味であり、浮き世離れしたところから、現実の問題を突きつけることで読者がやんわりと受け入れることができる構図があるのかもしれない。

物語は名もなき食堂で起こります。
月舟町の十字路の角にある、この食堂は暖簾に名がないので、客たちから「つむじ風食堂」と呼ばれています。

そこには、人工降雨の研究をする雨降り先生、不思議な帽子屋の桜田さん、舞台女優の奈々津さんといった、ちょっと変わった人たちが集まってきます。

だからといって、すごくおかしなことが起こるわけではありません。

ちょっとした空想をしたり、ときどき喧嘩もしたり、でも夢も見たりと、どこか現実にもありそうなお話がつらつらと綴ってあるのです。

架空の町であるのに、なんだか懐かしいような、知っているような気持ちになってしまうんですよね。

月舟町なら…住んでみたいなと思ってしまいますね。
少なくとも、おいしいごはんと、面白い人たちには困らなさそうですから…。

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