良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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百万回生きたねこ 佐野洋子

100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)

何度も何度も死んでは生まれ変わるねこ。
その度に飼い主は悲しみの涙を流すのに、当のねこは悲しくもなければ涙もこぼさない。


そんなことを百万回続けて、ようやく誰にも飼われないねことして生まれ変わるが…。

これは読んでいると、じわじわと胸に沁みてきますね。
だんだん、悲しいような、苦しいような、寂しいような、どうにも説明できない気持ちになってくるんです。

繰り返す度に、何か予感めいた想いが頭を掠めて、掠める度に否定しようとする自分がいることに気づく。

どんなに悲しいことも、どんなに愛された記憶も、それは認めなければ意味がない。

気づかなければいつまでも堂々巡りで、果てない旅のごとく同じことを何度も繰り返し続けるのかもしれない。

それは、考えるだに恐ろしく、孤独な作業に思えてならないのです。

百万回死んでは生まれてくるのには意味がある…。
悲しいけど、そのことを気づくまでは、同じことの繰り返しなんですよね。

気づくまで、エンドレスに続く生きるという行為なのですね。

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