良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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いっしょにいると疲れる人 バーバラ・E. ホルト 鏡リュウジ訳

いっしょにいると疲れる人―「くされ縁」の人間関係の研究

一年前に友人からプレゼントされた一冊。
いつかは読もうと思いつつも、どこかで読むのを躊躇する気持ちがあり、改めて本を開く決意をするまでに一年の月日がかかってしまった。


これは、万人に必要な本ではない。どちらかというと、必要に迫られて読む本ではないかと思う。
だからこそ、はじめから終わりまで読むのがつらく重い。

変な言い方になってしまうが、僕はこの本を読んでひどく心が傷ついた。
それは、あとで詳しく触れるが、知ってしまったら後に戻ることができなくなってしまうからだ。

変化していた過去、曖昧にしていた記憶を白日の下にさらさなくてはいけない。
しかも、美化していた記憶が嘘であったと認めなくてはいけないのだから二重にも三重にも苦痛な作業だ。

ここで取り上げているのは人間関係の分析であり、対処法である。
それも、ある特殊なタイプの人間に対する研究をホルト女史はしているのだ。

それは…現代のヴァンパイアに関する研究である。
こうやって紹介してしまうと、絵空事のように思われてしまうかもしれないが、そうではない。

伝説のヴァンパイアは生き血を吸って生きるが、現実世界のヴァンパイアは「心のエネルギー」を吸って生きるのだ。
しかも、ヴァンパイアに魅せられてしまうと、そこから脱出することが困難になるというから恐ろしい。

女を食い物にするジゴロ、男を骨抜きにする女、わが子の成長を阻む親などなど…。
現代のヴァンパイアは、性別や年齢を問わず、さまざまな場所で遭遇する危険がある。

それどころか、すでにどこかで遭遇しているかもしれない。
自分が気づいていないだけで、そういった異性や友人、両親、上司といった存在に心のエネルギーを吸い取られていた…。
そんなことは、ごく普通にあると思った方がいい。

最初に僕が傷ついたと書いたのは、自分では心のエネルギーを吸い取られたとすら思っていなかったのに、この本を読んで何人かの人が該当することに気づいてしまったからなのです。

でも、痛くても、傷ついても、無限ループの輪を脱出できた方がいいんですよね。
傷つきながらも、軌道修正して次のステップに進めた方が良いなと思います。

ありていの言葉になってしまいますが…。
人生はいつだってやり直しがきくということを実感しました。

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