良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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パンとスープとネコ日和 群ようこ

パンとスープとネコ日和 (ハルキ文庫 む 2-4)

突然の母の死。
思いがけない人事異動。


53歳のアキコにやってきた出来事は、彼女が今まで積み上げてきたものを木っ端みじんに打ち砕いてしまうのに充分だった。

途方に暮れて、どうにかなってしまうのではという心配をよそに、アキコは永年勤めていた会社をスパッと辞めてしまう。
そして、調理師免許をとるために学校に通い始めるのだ。

それは、母親がやっていた食堂を改装して、サンドイッチとスープのお店をオープンさせるためだった。

彼女の潔さと執着のなさは、見事としか言いようがありません。
人って、生きていると、どこかで人生の転機が訪れますよね。
何かを決断したり、諦めたり、新しい道に進んだり…。

そのときによって、転機の種類も違いますが、やはり年をとればとるほど、決断がしにくくなるような気がするのです。

守るものが増えたり、変化することが怖くなったり、今あるものを手放せなかったりしてしまうからなんでしょうね。

でも、彼女を見ていると、手放しても、残るものは、たくさんあるんだなということがわかります。

会社を辞めても、アキコはアキコなんですよね。
性格、行動、嗜好、主義といったものが、突然変わったりはしません。
むしろ、お店を始めたことで、今まで知らなかった自分に気づいたりするのです。

そう考えると…。
いくつになっても、転機って必要なのかもしれませんね。

大変だけど、それを乗り越えた後に極上の喜びが待っているような気がします。

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