良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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毒吐姫と星の石 紅玉いづき

毒吐姫と星の石 (電撃文庫)

油断をしていると落涙してしまう。
気がつくと共感し共鳴してしまうのだ。


はじめ持っていた違和感や嫌悪感といったものは、頁を繰るに従い振るい落とされてしまう。
残されるのは、純粋な想いだけ。

だとしたら、それに心を揺さぶられない訳がないと思うのだ。

『ミミズクと夜の王』の続編ともいえる、この作品もまた胸を抉りだすような激しい痛みを伴う物語でした。

紅玉作品はまだふたつしか読んでいないですが、この良い意味で心臓に悪い感じというのは他の作家にはないのではないでしょうか。

痛いと感じつつも、その痛さの先にあるものを見てみたいと思ってしまうんですよね。

毒吐姫と呼ばれたエルザは、生まれてすぐに凶兆と言われ下町に捨てられてしまいます。

生きるために、スリや盗みまでもして、何とか生き残ったエルザ。

しかし、運命とは皮肉なもので、彼女の意に反して再び城の占者に捕らえられてしまうのです。
そして、毒吐きの声を奪われ、同盟国のレッドアークに姫として嫁ぐことを強要されるのです。

あらすじを書くだけで、悲しい物語であることがわかると思います。
本人の意志などお構いなしに、国の道具として使われてしまう身の上が不憫でならないと思ってしまうんですよね。

でも、嫁ぎ先の王国レッドアークは、『ミミズクと夜の王』で登場した王子クローディアスや聖騎士アン・デューク、聖騎士の妻オリエッタがいる場所。

前作を読んだ方ならわかると思いますが、このメンバーがいれば、どんなにやさぐれた人を預けても大丈夫と断言できちゃいます。

エルザは、クローディアスたちと出会ってどう変化するのか。
そして、異形の四肢を持つ王子の変化・成長した様子を見るのも、今作の楽しみだと思います。

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