良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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どんぐり姉妹 よしもとばなな

どんぐり姉妹 (新潮文庫)

毎回、よしもとばなながつける名前には、驚かされる。


今回の主人公の名前は、どん子とぐり子。
姉がどん子で、妹がぐり子というのだから驚きだ。

もはや、絵本の世界の登場人物といっていいくらい浮き世から離れているように思えてしまう。

だからなのか、両親が事故で早くに亡くなっていることも、二人がどんぐり姉妹と名乗ってネット上でお悩み相談をしていることも、違和感なく受けとることができるのかもしれない。

一日一往復だけのメールのやりとりが、不思議と温かさを感じる。
デジタルな文字の交換が、アナログな手紙のような温かみをもっているのだ。

それは、この相談サイトが無償のボランティアで行われていることだから、余計にそう思うのかもしれない。
そして、ある相談者からのメールがぐり子のリアルな現実に影響するようになってくる。

いつものふわふわした感覚の非現実的な出来事が、次から次へと起こるのだが、あながちここで描かれていることは、絵空事ではないなと思った。

ネット=架空という時代は、すでに終わっていて、ネット上の出来事もリアルな現実となっているのだと思う。
それだけではなくて、さまざまな事象がリンクしあい、ひとつの出来事だけで完結しなくなっているということなんですよね。

家で起きたこと、ネットで起きたこと、夢で見たこと…。
どれも単独で起きたことではなく、どこかで何かとリンクしていている。

目の前にあることは、互いに影響しあっている。
『どんぐり姉妹』を読んだ後に、ネット上でまったく同じ話のやりとりをしたので、ますますその思いが強くなりましたね。

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