良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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夏美のホタル 森沢明夫

夏美のホタル

偶然というものは、どこにもない。
あるのは、必然だけなのだ。


人と人との出会いも、たどり着いた場所も、共有した出来事も、何ひとつとして、気まぐれで起きたものなどない。

だから、その大切な出会いを、どれだけ大切にかつ丁寧に扱うかで、人生の大半は決まってしまうといっても過言ではない。

写真家を目指す大学生の慎吾と幼稚園の先生をしている夏美は、ツーリングの途中で山の奥にある「たけ屋」という店に立ち寄る。

そこで、出会ったヤスばあちゃんと地蔵さんに親切にしてもらい、たけ屋の離れを貸してもらうことになるのだ。

まるで、離れ離れになっていた家族が勢ぞろいしたかのように、4人は本物の家族のような生活をはじめる。

慎吾も夏美も、ふたりともとっても素直でやさしいんだけど、それ以上にヤスばあちゃんと地蔵さんが、菩薩さまや本物の地蔵さんのようにやさしくて、あったかいんですよね。

損得なんて関係なく、お茶を出し、ごはんを一緒に食べ、山のあれこれを教えてくれる。
なんだか、慎吾と夏美のふたりがとってもうらやましく思えてしまうのです。

あぁ、もしかしたら、僕自身がおじいちゃん子だったからかな。
地蔵さんのように、いろんなことを教えてもらいたかったな。

もっと、一緒になにかをしたかったなと思ってしまいました。
大切な人には、会えるときに会う…ただ、それだけのことをしていれば、人生に悔いなど生まれないのかもしれないですね。

感傷的な気分にはなるけれど、この感じは嫌いではないなぁ。
むしろ、忘れてはいけない感覚なような気がします。

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