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しとしとと雨が降る日には、林さんのこの絵本が読みたくなる。
少女のキュートな仕草や行動はもちろん、どこか幻想的で子供時代にしか体験できないような世界観がうつくしいんですよね。
ほっぺを指でさしたり、鼻に指をつっこんだり、前屈みになったり…。
そんな少女の一挙手一投足を眺めているだけで、ほっとひと息つくような安らぎをおぼえます。
雨が降ってきて、葉っぱのおうちで雨宿りするさち。
はっぱのおうちの中には、かまきり、あり、もんしろちょう、てんとう虫、たくさんのお客さんが雨宿りにやってきます。
さちと虫とのやりとりが、またかわいいんですよね。
なんだか、友達のような家族のような、そんな仲間に見えてしまうんです。
場面転換がないのに、ここまで魅せられるのは、やはり林さんの絵だからこそなのだろうなと思います。
たぶん、読んでいるうちに少女を見ているのではなく、自分自身が少女になって、この世界を見るようになるからなんでしょうね。
素敵で大好きな一冊です。
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