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考えてみたら、やなせさんのことって、何も知らない。
知っているのは、60歳を過ぎてからブレイクしたことと、代表作がアンパンマンということくらいだ。
だからこそ、やなせさんの人生に触れることで、作品への思いやこだわりを知ることができたような気がします。
この本は、PHPのスタッフが、やなせさんの言葉をまとめて編集したものなのですが、実によくできているんですよね。
やなせさんの味わい深い名言の隣に、短いエッセイがあって、その絶妙なコンビネーションが素晴らしいのです。
これは、時間を空けて何度でも読む本になるな。
幼少期の父との死別、養父母に育てられる、戦争の体験、漫画家として芽がでない時期…。
過ぎてしまったことに対して、淡々と言葉を連ねていますが、やなせさんの人生って壮絶ですよね。
そこに至るまで、一体どれだけの苦労と辛酸を舐めてきたのか。
しかも、そういった状況を昇華させて、子どもならず、大人たちをも元気にさせるような物語を作り続けたというのが、偉大な功績だなと思ってしまいます。
アンパンマンは、世界最弱のヒーローか。
やなせさんの真意を知っていたなら、子どもの頃、あんなにも毛嫌いしてアンパンマンを避けることもなかったのにな。
大人になった、今になって知ることになるとは…。
今からでも遅くないかな。
これから、少しずつアンパンマンを読んでいこうと思います。
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