良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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恋する言ノ葉 佐藤真由美

恋する言ノ葉 元気な明日に、恋愛短歌。 (集英社文庫)

まだまだ短歌のいろはすらわかってはいないが、最近、短歌を読むときに、これは誰の歌に似ているのか?ということを考えることがある。


佐藤さんの短歌も、ふとした瞬間に誰の歌に近いのだろうと考えてしまったのです。

そのときに、真っ先に思い浮かんだのが加藤千恵さんでした。
そうしたら、巻末で加藤さんか解説を書かれていて、なおかつ10年来の友人であるとの書いてあったので驚きました。

たぶん、文体や内容が同じということではないと思うんです。
でも、31文字という短い言葉の中にも、明らかにその人の癖や性格といったものがにじみ出てくるものなんですよね。

だから、案外歌集を読むだけでも似た匂いというのはわかるのかもしれません。

前置きが長くなってしまいましたが、歌人・佐藤真由美さんの作品に触れるのは2冊目です。
今回も、面白い趣向の本だなと思ってしまいます。

はじめに恋愛短歌&エッセイをまとめた『乙女心注入サプリ』。
次に古今の恋の名歌を取り上げて、うたの意味や自身の体験を綴る『蔵出し 恋する歌音』。

この他にもいくつか収録されているのですが、どれも面白いです。
特にいいなと思うのが、佐藤さんの体験に基づく恋の短歌が、あまりにも自然体な言葉でつづられているところ。
たとえばこんなうたがあります。

「ほめられてがんばるタイプだからつい恋人未満を常備している」
「でもこれでよかったよね 一つのボタンかけ違えても知らない世界」
「いいやつで終わる恋など嘘だけど本当なんて特にいらない」

うたを読む意識がなく、難しい思考も抜きにして、なんとなくそのときのシチュエーションがわかるような気がしませんか?

古のうたを紐解くことも楽しいですが、こうやってすぐに読めて、すぐに共感できる短歌って素敵だなと思ってしまいます。
そして、この本を読んでさらに読みたい歌人が増えてしまい、うれしいような困ったような次第です。

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