良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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茨木のり子の家 茨木のり子

茨木のり子の家

没後に作られた本であるはずなのに、この家にはまだ人が暮らしている気配があるのだ。


詩人・茨木のり子さんが暮らした家の写真を中心に、原稿、絵、食器、家具、蔵書といったものが紹介されている。

『自分の感受性くらい』で、はじめて茨木のり子という詩人を知った。

詩という表現物から僕はサリバン先生のような人を想像したのである。
あくまで勝手な妄想に過ぎないと思っていた。

ところが、表紙を捲ると、そこにはサリバン先生がいたのです。
寡黙だけど、情に厚くて、やさしい人だなと想像を膨らませてしまいます。

詩は、やはり凛としています。
「わたしが一番きれいだったとき」では戦時中や戦後の様子と自身のきれいだったときを重ねて表現。
「食卓に珈琲の匂い流れ」では、おいしい珈琲の匂いをかぎながら、過去のインスタントコーヒーを飲んでいた時代を思い出す。

淡々としているようで、実はそうではない。悲しさや怒り、寂しさといったものが、淡い雪のように浮かんでは消えているように見えるのです。

いつかこんな凛とした言葉が紡げるようになりたい。
孤独を楽しめる大人になりたい。
そんな風に思ってしまう僕は愚かだろうか…。

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