良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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向ヒ兎堂日記4 鷹野久

向ヒ兎堂日記  4 (BUNCH COMICS)

なにがどうなるのだろうか。


怪(あやかし)に囲まれて生きている伊織とのゆるやかで楽しい毎日は、少しずつ少しずつ何者かに侵食されているような気がします。

怪たちを取り締まる違式怪異取締局は、内部分裂を起こしたために、何やら不穏な動きを起こしはじめる。
町では、巨大な白い虎があやかしを食べている姿まで目撃されるというあり様…。
しかも、そこには陰陽師が関わっているというのだから、穏やかな話ではない。

見えないあやかしに良い悪いなどという価値観は不適当かもしれないが…。
付喪神のかわいい鈴彦姫や、二頭身でキュウリを食べる河童なんかを見ていると、とても悪事をはたらくようには見えないんですよね。

人の世と共存し、人間に愛着すら感じているあやかしに悪い者はいないんじゃないかと思ってしまうんです。
だとすると、悪者はむしろ人間なんでしょうね。

己の欲望を叶えるために、あやかしすら道具にしようとする人間がなにを叶えようとしておかしな行動にでているのか。

伊織が、今と変わらない生活ができれば良いなと祈るような気持ちで読んでしまう。
帯には、「怪vs陰陽師」とあるが、実は人間と人間の戦いに怪が巻き込まれただけなのではないかと思ってしまうのだ。

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