良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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TSUGUMI つぐみ 吉本ばなな

TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)

ばななのようで、ばななではない。
いや、ばななに近いからこそ、もっとも遠く感じるのかもしれない。


よしもとばななのことが好きなのにも関わらず、この本は読んだ後に手放している。
当時は愛着も湧かず、再読もしなかったことを覚えている。

今回はどう感じるか…。
自分の反応が楽しみで読んだのだ。

はじめは違和感を感じて、苦手かもしれないと思った。
特に日記のような語りが読みづらさを感じるのだ。
でも、そこを乗りこえると、途端に本をめくる手が速くなる。

それは、つぐみの破天荒さがある種の魅力として映るからなのかもしれない。

乱暴で、毒舌で、何を考えているのかわからない。
でもその反面、目をひく美しさがあり病弱である。

相反する要素は人を惹きつける。
次に何を言うのか、何をするのかを知りたくなるのだ。

これは海のある街で起きた物語である。
山本屋旅館の娘のつぐみと、いとこのまりあ。
そして、新しくできるホテルの支配人の息子である恭一の三人の物語なのだ。

ケンカをしたり、遊んだり、恋をしたり…。
不思議な重力で引き合う彼女たちの青春の1ページが、ここには記されている。

消えそうだけど消えない。
忘れそうだけど忘れられない。
だからこそ、心に残るお話なのかもしれない。

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