良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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本日は大安なり 辻村深月

本日は大安なり (角川文庫)

はじめ文章は意味を成さなかった。
何を言っているのかもわからず、これから何が起ころうとしているのかも想像さえできなかった。


それが、物語が進むにつれて、カチッ、カチッとひとつずつ物語の枠にはまっていく。
そして、終盤には、すべての事象を回収するべく怒涛の展開をみせる。
まるで大がかりなエンターティナーショーを見ているような気にさせられるのだ。

舞台はホテルである。
ウェディングで有名なホテル・アールマティの大安吉日の日に、4組のカップルが式を挙げる。

同じ日に同じ場所で迎えた結婚式当日。
しかし、何事もなく平穏にこの日を迎えたカップルは1組もいなかった。

加賀山家では、双子の姉妹は結婚式にある賭けをするべく、ある企みを実行しようとする。
また、白須家では花嫁が大切なものがなくなったと慌てふためいている。
またまた、十倉家・大崎家を担当するプランナーの山井は、当日にも関わらず電話で呼び出しをくらう…。

関係性のない人々が同じ空間に勢ぞろいするというのは、考えてみると不思議なものである。
変な話、同じ日に式を挙げるという意味では、ご縁があるとも言えないことはない。

ただ、通常は同じ空間にいても挨拶どころか、言葉ひとつ交わすことはないですけどね。

でも、不思議なことに…。
物語を読み終わった後には、4組のカップルが旧知の仲のような他人とは思えない関係に見えてしまうんですよね。

それは、きっとある事件が綿密に関係しているのでしょうね。
そうそう、この小説を読んで学んだことがあります。
それは、結婚式は必ずしも幸せのただなかで行われるとは限らないということですね。

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