良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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さよならを待つふたりのために ジョン・グリーン

さよならを待つふたりのために (STAMP BOOKS)

時間は誰にでも平等に訪れる。


しかし、それはあくまで、同じ条件であればという前提がつくのではないだろうか。
80歳まで生きられる人と、20歳までしか生きられない人を同じ土俵にあげることはできない。

時は残酷だ。
ガンという病に冒されたオーガスタスとヘイゼルは、まだティーンの少年と少女だ。

でも、同年代の友達と同じように生きることはできない。
ガンは、体内からなくなることはなく、そこにあり続けるからだ。
まるで、将来の伴侶のように常に向き合って、側にいなくてはいけない。

逃げることすら彼らには許されていない。
そんな状況の中でふたりは出会ってしまう。

ガンのサポートグループで出会ったオーガスタスとヘイゼルは、互いに惹かれ合う。
それが禁断の恋だとわかっていても、気持ちを抑えることはできない。

時は待ってはくれない。
ましてや、若いふたりの恋の想いは待つことには向いていない。
そして、熟成させるだけの時間の猶予もない。

彼らは、80歳まで生きることができないことを知っている。
死は身近なもので、ガンと同じくらい近い存在ということを知っているのだ。

ここにあるのは、ティーンの恋の物語だ。
ただ、それだけなのに、オーガスタスの骨肉腫と、ヘイゼルの甲状腺ガンがプラスされることで、ただの恋物語ではなくなる。

出版記念ということで、翻訳をされている金原瑞人さんのトークイベントを聴きに行ってきたのですが、そこでようやくYA(ヤングアダルト)というものが、何なのかというのが理解できたような気がします。
この作品は、そういう意味では、今のアメリカのティーン象徴するYA作品なんだろうなって納得できたのです。

あぁ、もっとYA文学を読みたくなってきました。
海外の作品も少しずつ読んでいきたいですね。

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