良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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海峡の光 辻仁成

海峡の光 (新潮文庫)
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辻 仁成
新潮社
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北海道に住んでいた者であるならば当時の出来事を
今でも覚えていることだろう。

あのなんとも言えない感覚、筆舌に尽くしがたい
思いというのを・・・。

古きものはいつかは失われ、新しいものへ取って代わる。
利便性や時間というものだけが追求される現代という
社会においては仕方ないことなのかもしれない。

それでも失ったものへの痛みは強く、何かの終焉を
迎えたような気になったものだ。

青函連絡船の廃航が間近に控えた函館の町。
その時間軸とはまったく別のところで、函館少年刑務所の
受刑者たちは船舶訓練の実習に明け暮れていた。

昔、連絡船の客室係をしていた看守の斉藤とそこにやってきた
受刑者である花井。

二人はかつての級友であったが今とお互いの立場は違っていた。
優等生であった花井と花井によっていじめられる羽目になった斉藤。

皮肉な出会いに再び小学生だった頃の記憶が蘇る。
そして過去のトラウマとの葛藤の中で花井の中に潜んでいた
満たされない思いと歪んだ心が露わになってくるのだった。






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