良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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ダブルファンタジー 村山由佳

W/F ダブル・ファンタジー

読み終わった後、血の気がサーッと引いて、深い悲しみが全身に広がっていく。


その悲しみは、遠く果てしない。
眼前に突如現れた大海原に身を投げ出されたような感覚に陥ってしまう。

虚脱とも違う。
絶望とも違う。
その感情は、どれとも符合しない途方もない感覚なのだ。

人間の欲望とは恐ろしいほど強大である。
はじめは無意識であるが、意識した途端に溢れんばかりの欲望の渦に巻き込まれてしまう。

女を支配したいという欲望、子どもを親の意のままにしたいという欲望、男との性的欲求を満たしたいという欲望…。

どの欲望もバランスがとれているうちは、何の問題もない。
ところが、双方の関係の均衡が破られた瞬間、今まであった関係というものは、すべてなかったことになってしまう。

海の藻屑となって消えていく男たちはなにを思うのか。
そして、彼女は一体なにを得たというのだろうか…。

人気脚本家・高遠奈津は、誰からも羨まれるような生活を送っていた。
しかし、それは周囲にいる人たちがそう思っていただけで、当の本人である奈津は夫との関係に悩んでいた。

夫の干渉により作品が自由に書けない。
そして、夫との性の不一致…。満たされないことの捌け口を探すかのように、奈津は一通のメールを送るのだ。
かつて彼女を見いだした演出家・志澤一狼太に送ったメールが運命すらも変えてしまうのだ。

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