良薬は口に苦し 良書は心に甘し

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世界でたったひとりの子 アレックス・シアラー 金原瑞人・訳

世界でたったひとりの子 (竹書房文庫)

たった数ページで虜になってしまう。


不穏な会話、見知らぬ世界、聞きなれない言葉…。
すべての出来事に心がざわめく。

そして、一度覚醒したざわめきは止まることはない。

タレンは11歳の少年だ。
それも、とても珍しくて貴重な子どもなのだ。

なぜかというと、この世界にいる人間は、大多数が大人ばかりだからだ。
子どもはほとんど見かけることがない。

それは、この世界に住む人々がふたつの方法から選択をしているからだ。
まずひとつは、国が配布する老化防止薬を飲み年老いることなく生きること。
もうひとつは、PPインプラントという違法な手術をすることで、一生子どもの姿のままで生きることを選ぶこと。

人々は死ぬことを恐れて、必ずふたつの方法のどちらかを選ぶ。
そう、生粋の子どもと、一部の例外を除いては…。

タレンは、そういうわけで世にも珍しい生粋の子どもなのである。
誰もがもてはやすし、その子を欲しいとすら思う存在なのだ。
だから当然タレンは幸せに決まっていると思うかもしれないが、そうではない。

彼はどこで生まれたかもわからない。
自分の親が誰かも知らない。
それだけではなくて…自分と同じ年頃の子どもと接する機会すらないのだ。

これを不幸といわず、なんというのだろうか。
これは、稀有であるのに、不自由な生活を強いられているひとりの男の子の物語だ。

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